tacchaのブログ(マンチェスターユナイテッドの試合雑感中心)

サッカー素人のマンチェスターユナイテッドファンによる、試合雑感を中心に適当に記していくブログです。

【プレミアリーグ再開!】トッテナムvsマンチェスターユナイテッド プレミアリーグ第30節 19/20 「これだからやっぱりやめられない」

こんにちは、tacchaです。
 

ついにコロナウイルスの影響によって中断していたプレミアリーグが再開しました。今日はプレミアリーグ第30節、トッテナムvsマンチェスターユナイテッドの試合です。
 
トッテナムはリーグ中断前、エースのケインが負傷で離脱するなどトップ4を狙う立場として苦しい状況でした。一方のマンチェスターユナイテッドは、ブルーノフェルナンデスが加入してから無敗を継続するなど、4位以内を射程圏内にとらえて好調を維持していました。対照的な状況でリーグ中断を迎えた両チームですが、リーグ中断がどのような影響を与えるのでしょうか。
 
フォーメーションは以下になります。

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試合結果は1-1で引き分け。
試合の流れとしては、アウェイのユナイテッドがボールを保持し、トッテナムがカウンターを狙うという、モウリーニョお得意の展開です。ユナイテッドはボール保持していますが、バイタルエリアでのトッテナムの堅守をほとんど崩すことができず、トッテナムGKのロリスに脅威を与えるシーンはあまりありませんでした。一方のトッテナムはカウンターを中心にチャンスを見出すと、前半27分。トッテナムゴールキックからの流れでベルフワインがユナイテッドDF陣の前でボールを受けるとそのままドリブルスタート。あっさりとマグワイアを抜き去り、デヘアとの1対1を制して、先制ゴール。これによりモウリーニョのお得意の試合構図が完全に成立してしまいます。そのまま前半はユナイテッドがトッテナム守備を崩すことができずに0-1で終了。後半に入っても試合の流れが変わらず、後半18分にポグバ(フレッジout)とグリーンウッド(ジェームズout)を投入。するとポグバを中心にユナイテッドの攻撃が活性化されます。すると後半36分、右サイドに流れたポグバがトリッキーなドリブルをしかけてサイドを突破し、そのままペナルティエリア内で倒されてPK獲得。ポグバは自らPKを蹴らずにブルーノフェルナンデスがボールをセットします。もちろん落ち着いてゴールを決めます。そこからユナイテッドが逆転を狙って攻勢を強めますが、決めきることができずに1-1で試合終了。
 
・選手毎の感想(ユナイテッドの選手のみ)
 
デヘア
OBのロイ・キーンに失点シーンを酷評されていましたが、個人的にはデヘアは悪くないと思います。ゴール手前でほぼフリーでシュートを撃たれていますので、ノーチャンスかと。むしろその後のソンフンミンのヘディングシュートを止めたセーブを見て、まだまだ我々ユナイテッドファンはデヘアをサポートし続けるべきだと思いました。
 

マグワイア
攻め込まれる機会が少なくコンディションはあまりわからなかったのですが、失点シーンの守備は軽率だったと思います。あんなにあっさりとベルフワインに突破されてしまえば、もしも監督がまだファーガソンだったら、確実にヘアドライヤー発動案件だったのではないでしょうか。試合勘が鈍っていたからこその対応だったと信じたいです。ただし後半のユナイテッドが得点を必要としているシーンで、後方からバイタル付近まで駆け上がっていくシーンには、なんとか相手DFをこじ開けてやるという気合を感じることができました。気合が入りすぎて、バイタルエリアでのブルーノフェルナンデスへのパスを横取りしてなにかやらかそうとしたシーンがありましたが、あそこは確実にブルーノフェルナンデスがボールを触るべきだったと思います。でも気持ちが入っていたので嫌いではないです。いずれはセルヒオラモスのように、大事な場面で得点もとってしまうような選手になることを期待しています。

 

リンデロフ

こちらも守備する機会が少なく、あまりコンディションはわかりませんでした。ただリンデロフはスケールの大きな選手ではないので、裏を狙うソンフンミンをマークしているとき、見ている側としては不安しかありませんでした。ぶち抜かれるんじゃないかと。後方からボールをつなぐシーンでも、特に印象を残すこともないので、やはりマグワイアの相方はバイリーのようなスピードのある選手を期待してしまいます。


 
ショー

攻守において平凡な出来だったのではないでしょうか。守備する場面は少なく、攻撃でもそこまで脅威は示せなかったかと。彼は爆発力よりも安定感が売りとなっているので、これはこれでいいパフォーマンスだったのかもしれないです。

 

ワンビサカ

守備では相変わらず安定感があり、パワプロだったら確実に「守備職人」の能力を持っていますよね。ただ攻撃面でジェームズとの連動も見られず(ワンビサカが悪いとは言わないです)、右サイドの攻撃はポグバが入るまで機能停止状態でした。中断前はドリブル突破なども見られましたので、まだまだコンディション不足でしょうか。
 

フレッジ
まずまずの出来だったのではないでしょうか。攻守において相変わらず運動量があり、ここが彼の一番のストロングポイントだと思います。ただし、マクトミネイと同様に、ボールを平凡に繋ぐことはできますが、相手の裏をかいたり、前線に有効なボールを送るなど、相手守備を崩すアイデアをみせることがなく、この辺りをポグバやブルーノフェルナンデスから少しでも学ぶことができれば、ワールドクラスの選手と呼ばれるようになるのではないでしょうか。
 

マクトミネイ

今日も彼はまさに「兵隊」でした。彼はフットボール選手としてフットボールをプレーするというより、試合という名の戦場を一人の兵士として戦い抜く、そんな風にみえてしまいます(いい意味で)。若いながら、攻め込まれているときには相手が嫌がることを実行し、自身が攻撃されればしっかりと審判にアピール。ただ個人的には、もっと前線に飛び出していってほしかったです。相手守備を崩せない時間帯が多く、ソンフンミンやケインによるカウンターを警戒していたのだと思いますが、巨体のマクトミネイがゴール前に飛び出していけば、それだけで相手DFは無視できないのではないでしょうか。それにより空いたスペースを、マルシャルやラッシュフォードが使う的な。フレッジと同様に、ポグバやブルーノフェルナンデスから攻撃センスを学んでいってほしいです。

 

ポグバ(途中出場)

これだからやっぱりやめられないのです。彼を応援することを。はい、タイトルに書いたのはこのことです。私はポグバのユナイテッドでのキャリアを応援しています。ユナイテッドのOB達がなんといおうと。中盤の選手であり、かつ190cmを超える巨体を持つ彼が、なぜ右サイドにいて、なぜ華麗な足技を披露してドリブルで相手を抜き去り、PKを獲得することができるのでしょうか。その後のプレーで、自軍ゴール前で不用意なファールをして、やっぱりポグバのメンタリティだめかと思わせておいてからの、カウンター攻撃でのラッシュフォードへ送る一本の美しいスルーパス。ラッシュフォードのコンディションor試合勘がよくなく得点にこそなりませんでしたが、あのようなプレーができるのは、世界を見渡してもポグバしかいないです。かつてはファーガソンに認められずユベントスへ移籍してしまいましたが、スールシャールファーガソンと異なりポグバへ多大な信頼を何度も口にしています。スールシャールならポグバを使えると信じています。ユナイテッドの中盤は、ブルーノフェルナンデス、ポグバ、フレッジ、マクトミネイでローテーションし、ベテランのマティッチがサポートする。これでよくありませんか?

 

ラッシュフォード

明らかにコンディションが悪そうでした。得意のスピードを披露する場面を作らせてもらえなかったのもありますが、左45度からシュートが打てそうな場面でもパスを選択し、ドリブル突破もほとんど狙わず、まずは試合勘を取り戻そうとしていたのではないでしょうか。すこしずつトップフォームを取り戻してほしいです。

 

ダニエルジェームズ

完封されていました。コンディションの問題もあるかと思いますが、今日のような押し込む展開では、なかなか持ち味を発揮できないですね。もっと存在感を見せないと、サンチョへの関心の噂などが後を絶たないのではないでしょうか。

 

マルシャル

ロリスの神セーブがなければ、1得点できていましたね。相変わらずエリア内でのシュート精度が異常に高いですが、今日はボールを受ける機会が圧倒的に少なかったですね。彼の足元にボールが収まれば、良い展開につながっていたので、後方の選手含めて彼により多くのボールを届けることを目指すのと、あとはマルシャルにはもう少し裏を狙う動きをしてもらいたいですね。スピードがあるなんて言われていますが、基本的に足元が大好きな選手なので。


 
・試合全体

トッテナムにはやはりすでにモウリーニョ好みの選手が揃っていますね。モウリーニョの今までの功績は、彼の圧倒的なカリスマ性があってこそ成せた技だと思っていますが、年齢を重ねた彼がもう一度カリスマ性を発揮できるのか、それとも別の強みを見せていくのか。なんだかんだモウリーニョが好きなので、今後のトッテナムを要チェックです。一方のユナイテッドは、やはりポグバ。ブルーノフェルナンデスとポグバのコンビを次はスタートから見てみたいですね。あとラッシュフォードには早くトップフォームを取り戻してもらわないと。あと、イガロのレンタル延長ありがとうございます。リーグ再開後も引き続きよろしくお願いします。