tacchaのブログ(マンチェスターユナイテッドの試合雑感中心)

サッカー素人のマンチェスターユナイテッドファンによる、試合雑感を中心に適当に記していくブログです。

マンチェスターユナイテッド 21/22シーズンについて

こんにちは、tacchaです。

 

21/22シーズンについてまとめていきたいと思います

 

なぜまだシーズンが終わっていないこのタイミングでまとめるのかというと、個人的には今シーズンこの先期待することはなく、シーズン終わったも同然だと感じているからです(絶望)。

 

監督

スールシャール

 20/21シーズンはリーグ戦2位(1位とは大きな差がありましたが)であり、21/22シーズンはタイトル争いが求められるシーズンだったかと思っています。昨シーズンのチームに対してヴァラン、サンチョを獲得してチーム力は向上し、スールシャール体制3年目ということでスールシャールのスタイルもチームに浸透し(強い個々がただただ頑張るサッカー?)、いちファンとしても期待していました。

しかし今やスールシャール監督は成績不振により解任され、暫定監督ラングニック体制下で暫定7位。色々な意見があるかとは思いますが、個人的にはスールシャールが、そしてユナイテッドが「ロナウド獲得」というギャンブルに負けたことが大きいかなと思っています。獲得当時36歳のロナウドに対して将来性としての期待はなく、ただただ今シーズントロフィーを獲得するということのみだったと思います。ただ結果的にはトロフィーにはかすりもせず、特にシーズン序盤はロナウドに気を遣いすぎて周りの選手が持ち味を発揮することができず、そのままタイトル争いから脱落していったように思います。

・ラングニック

ロナウド獲得」というギャンブルに負けたユナイテッドは、プレッシングサッカーを得意とするラングニックを暫定監督に呼びましたが、今使えるセンターフォワードがプレッシングとは程遠いロナウドのみの状態など、残りのシーズンを来シーズンに向けたチーム作りにすらできない状態にとなってしまっており、もう今シーズンの残り試合に意味はないのかなと思ってしまいました。半年間の暫定監督ということでチームを作りあげる時間もなく、ラングニックに対しては優秀な監督だったかどうかではなく、ただシーズン途中から短期的にチームを立て直す能力はあまりなかったというだけではないでしょうか。来シーズンはテンハーグが監督になりますが、彼のやりたいサッカーを1から作り上げていくために時間を与える必要があり、へたにCL出場権を獲得できて不完全なチームがCL惨敗などしてしまうとテンハーグ解任論など噴出してしまうだろうから、もはや来シーズンはCL出場権すらいらないのではないかと考えてしまいます。

 

FW

ロナウド

ロナウド」というギャンブルに負けたFW陣。ロナウドはここ最近得点数を伸ばしていますが、昨シーズンから20点近くチーム全体んの得点数が落ち込んでいます。ロナウド17点、ブルーノ・フェルナンデス9点、グリーンウッドが5点と、シーズン途中で離脱したグリーンウッドがいまだチーム得点数3位にいるなど、ロナウドしか点を取れないチームができあがってしまいました。ベテランの彼からいい影響を受けている選手も見られず、「ロナウド」ではなく「ハリーケイン」を獲得した場合の世界線を見てみたかったです。シティがオファー出しまくって断られ続けたという話が出ていたので獲得は不可能だったと思いますが。今シーズンチーム内得点王ではありますが、来シーズンロナウドには残ってほしくないです。テンハーグが新しいチームを時間をかけて築き上げていく中で、この先長くないであろう大ベテランの彼を中心にすることはありえないと思います。

・ラッシュフォード

今シーズン完全に自信を失ってしまっています。守備に走らない姿勢などもあり不要論も出てきている彼ですが、来シーズンは残って欲しいと思っています。それはアカデミー出身の選手であることが大きいですが、テンハーグ監督という初めて戦術をもった監督と出会うことで彼のポテンシャルが覚醒しないかという期待があります。グリーンウッド無き今ラッシュフォードにかかるファンからの期待は大きく、また来シーズンがユナイテッドでのラストチャンスなのではないでしょうか。

・グリーンウッド

大いに期待していました、なんなら今シーズンのワントップをつとめあげてくれるのではないかと考えていました。

・サンチョ

プレミアリーグデビューシーズン。いま時点移籍金に見合う活躍ができているとは言えないと思いますが、若い選手であり、来シーズンの出来が重要になるかと。今いるFW陣を見ると、テンハーグは彼を来シーズンの中心メンバーにする可能性があるのではないかと。

・エランガ

今シーズン下部組織から昇格しプレミアリーグデビュー。ラッシュフォードやグリーンウッドと比較すると秀でた個の能力は感じません。ただ運動量や献身性は感じられ、過去のユナイテッドでいうとパクチソンのような選手になることが期待値でしょうか。

・カバー二

怪我でほとんど稼働せず。ロナウドとともに来シーズンチームに残らないでしょうから、センターフォワードの選手を獲得することは必須だと思います。アヤックスから獲得を狙うのか、他のチームから狙うのか。最近他のチームの試合を見ていないのでよく駆らず。

 

MF

フレッジ、マクトミネイ

今シーズン特に成長もなかったように思いますが、フレッジはたまに前目の位置で攻撃に変化をつけるシーンが見られました。これが継続的にできればいいのですが。マクトミネイはマティッチから攻撃の組み立てを学んでほしかったですが、もう攻撃面での改善は見られないのでしょうか。

 

・ポグバ、マティッチ、リンガード

今季でチームを脱退(と思われる)。マティッチはお疲れさまでした。ポグバは異なるチームであれば継続的に輝くことができるのでしょうか。リンガードはテンハーグのスタイルにハマりそうな気もするのですが、もう移籍は確実でしょうか。

来季確実に補強が必要なポジションだと思います。テグランライスを狙う報道が多くされていますが、ワンボランチができるのは大きいですが、組み立てができるタイプなのでしょうか。新しい監督のスタイルを実現できるメンバーを揃える必要があるため多くの選手獲得が必要となりそうな来季は、高価なライスよりもカルバンフィリップスのほうがいいのではないかと思ってしまいます。まあどちらも取れるかどうかわからない選手ですが。

 

・ブルーノフェルナンデス

現チーム唯一の絶対的存在だと思います。攻守全てにおいて昨シーズンから劣化してしまった今シーズン、唯一の収穫は彼の契約更新だったのではないでしょうか。

 

DF

マグワイア

今シーズンは一体どうしてしまったのでしょうか。完全に自信喪失してしまっています。キャプテンの素質があるかと言われると微妙な気もしますが、それでも自信を取り戻せば充分スタメンを任せていいレベルの選手だと個人的には思っています。テンハーグのアヤックスではCBとしては小柄な選手が採用されていますが、来季ユナイテッドのCBをどのように構築するのか。

 

・ヴァラン

バイリーが育成成功した場合このような選手になるのではないかと感じるような選手です。ただ期待値としてはまだまだこの程度ではなく、チーム内で絶対的な存在となって欲しいです。チームを引っ張るようなタイプではないかもしれないですが、プレミア2シーズン目の来季に期待しています。

 

・リンデロフ

控えとしては優秀なセンターバックだと思います。スタメンを張るにはこの能力が不足している気がしますが、テンハーグの元で成長する可能性も感じています。なんとなく勤勉なタイプに見えるので、、笑

 

・バイリー

色々な声はあるでしょうが、そろそろ見限って放出でしょうか。ここを放出し、テンハーグの求めるCBを補強してほしいです。足元が優れているタイプになるでしょうか。

 

・ショー、テレス

ショーは今シーズン怪我がちになってしまい、それさえなければ。補強ポイントではないと思います。

 

・ダロト、ワンビサカ

ダロトはテンハーグの下で成長するでしょうか。ワンビサカは攻撃センスがなさすぎるので、後ろ目のポジションで幅を広げていくしか生き残るすべはないのではないでしょうか。昨今SBの役割は多様化してきている中で、ワンビサカはその流れに完全に乗れていないと思います。右SBは補強ポイントかもしれません。だれかいい選手がいるでしょうか。

 

GK

・デヘア、ヘンダーソン

どちらも足元に優れたタイプではないですが、他のポジションを考慮すると補強の優先度はあまり高く設定できないポジションではないでしょうか。もしかすると22/23ではなく、23/24シーズンで足元優れたタイプを補強するかもですね。

マンチェスターユナイテッド 21/22シーズンに向けて(FW、WG編)

こんにちは、tacchaです。

 

20/21シーズンはプレミアリーグで2位に終わってしまったマンチェスターユナイテッドですが、21/22シーズンはプレミアリーグ優勝が必要です。

 

優勝するためにもチーム強化は必須であり、来季のメンバーを妄想していきたいと思います。

 

FW部門

ハリーケインの獲得が必須です。トッテナムファンには申し訳ないですし、ユナイテッドファンからも賛否あるかと思いますが、この夏でのケイン獲得は必ず必要だと思います。

昨シーズン活躍したカバーニが契約延長を発表し多くのユナイテッドファンが歓喜しましたが、カバーニを1stストライカーとするにしてもカバーニ不在の時期が必ず来ると思います。その間でも勝ち点3を積み重ねる必要があり、それを保証してくれるストライカーはグリーンウッドでしょうか?ラッシュフォードでしょうか?それともマルシャルでしょうか?グリーンウッドにはめちゃくちゃ期待していますが優勝の重圧をかけるにはまだまだ全然若すぎると思いますし、リーグ戦でユナイテッド相手に引いて守る格下を相手にスペースの無い中でラッシュフォードが活躍する絵が浮かびませんし、来季まさかのマルシャル覚醒に賭ける人はユナイテッドファンには居ないと思います。カバーニのことは大好きですし契約延長してくれてめちゃくちゃ喜びましたが、それでもケインを獲得してケインがスタメン、控えにカバーニの構成が必要だと思います。プレミアリーグで実績のあるケインであればリーグへの適用は不要になりますし、彼自身トロフィーを強く欲しているのが伝わりますし、マンチェスターシティなんかにケインを取られてしますと、それこそ来季のプレミアリーグではシティに歯が立たなくなってしまいます。EURO2020イングランド代表の試合で、ショーやマグワイアがケインとパス交換するのを見て興奮したユナイテッドファンは私だけではないはず。来シーズン優勝するためには、ケインを獲得してください。お願いします。

 

WG

ついにサンチョを獲得しましたね。ドルトムントで活躍しているということは知っているのですがどのようなプレースタイルかわからず、YouTubeでプレー集を見てみました。

決してスピードで振り切るタイプでは無く、細かいドリブルで狭いスペースを突破するタイプに見えました。フィジカルが強いタイプにも見えず、すぐにプレミアリーグに対応できるのでしょうか。ドルトムントではチームにハーランドがいたため、ある意味アシスト数が多いのは必然だったような気がします。何が言いたいのかというと、本当にプレミアリーグで、マンチェスターユナイテッドで活躍できる選手なのか不安なのです。試合を見たことがないので、どのくらいのレベルの選手なのかわからないから不安なのです。個人的にはサンチョ獲得よりもケイン獲得を求めていたので、ケインを狙っておけば…とならないように大活躍し、プレミアリーグ優勝に貢献して欲しいです。サンチョは右WGができるらしく、今のユナイテッドには右WGの適任を見つけられていないので、そういう意味では理にかなった補強だと思います。いつかはラッシュフォード、グリーンウッド、サンチョというイングランド代表スリートップで世界を沸かせてくれるのでしょうか。

 

希望スタメン

FW ケイン(カバーニ

左WG ラッシュフォード(ポグバ)

右WG サンチョ(グリーンウッド)

マンチェスターユナイテッド 20/21終了

こんにちは、tacchaです。

20/21シーズンが終了し、EURO2020も終わりましたが、いまさらながら今シーズンのユナイテッドについて個人的にまとめていきたいと思います。

プレミアリーグ

-2位

-首位マンチェスターシティとの勝ち点差12

-3位リバプールとの勝ち点差5

 

CL

-グループリーグ敗退

 

EL

-決勝戦で敗退

 

その他カップ

-優勝なし

 

今シーズンはリーグ戦で優勝争いに最後まで絡み、カップ戦含めて1つ以上のトロフィーを掲げてほしいというのが個人的な願いでした。しかし、リーグでは最終的にはマンチェスターシティに独走を許し、トロフィーを掲げることはできませんでした。

 

来シーズンに向けて

来シーズンは、必ずプレミアリーグのトロフィーが必要だと思います。スールシャールが来て年々チームが向上しているのを感じていますが、それでもトロフィーを取ることができなければ意味がありません。来シーズンはチームとしてもピークを迎える時期かと思いますし、プレミアリーグのタイトルを取ることができなければさすがのスールシャールも解任されてしまうのではないでしょうか。ここでタイトルが取れないと、今後もユナイテッドはタイトルを取れないのではないかと有力選手たちの移籍候補先から外されて行ってしまう気がします。個人的にはスールシャールにはアレックスファーガソンのような長期政権を築いてほしく、そのためには必ずプレミアリーグ優勝が必要です。プレミアリーグ優勝のためにはチーム強化は必須であり、それを妄想するのもサッカーの醍醐味だと思います。

マンチェスターユナイテッドvsワトフォード FAカップ 3次ラウンド 20/21

こんにちは、tacchaです。

 

久々の投稿となってしまいましたが、FAカップ 3次ラウンド、マンチェスターユナイテッドvsワトフォードの試合を観ました。

マンチェスターユナイテッドプレミアリーグ2位で1位のリバプールと勝ち点で並んでおり、一方のワトフォードは2部リーグで6位につけているようです。

フォーメーションは以下になります。(ユナイテッドのみ、数字は背番号ではないです‥)

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試合結果は1-0でマンチェスターユナイテッドの勝利。

・選手毎の感想(ユナイテッド選手のみ)


ヘンダーソン

デヘアとのスタメン争い真っただ中ですが、昨シーズン調子を落としていたデヘアが今シーズンは復調しており、ヘンダーソンとしてはカップ戦でのアピールが必要な状況です。今日の試合の出来としては特に悪いところはなかったのではないでしょうか。ヘンダーソンの特徴としては、最近流行りの足元能力高いタイプではなく、デヘアのようにオーソドックスなシュートストップ能力がすごいタイプだと思っているためデヘア同様カバーエリアはあまり広くないのかと思っていましたが、一度とんでもない飛び出しを見せてDFライン裏をカバーしていましたね。デヘア・ロメロの時はあのようなプレーをあまり見ることがなかったので、正直びっくりしました。うっかり飛び出してしまったのか、それともガンガン飛び出していくタイプなのかまだわかりませんが、どんどんアピールを続けてほしいです。どんなプレーを見せてくれるのか日々楽しみな選手です。

 

トゥアンゼベ&バイリー

2部リーグのチーム相手とはいえ、無失点に抑えることができてよい出来だったと思います。好調だったバイリーが負傷交代してしまい状態が気になります。また、バイリー負傷によって休ませたかったであろうマグワイアを途中出場させることになってしまい、彼の疲労度合いも気になりますね。

 

ウィリアムズ

久々のスタメン起用でしたが、全体的に自信なさげに見えました。ダイナミックな飛び出しが持ち味だと思っていますが、攻撃面で輝くシーンはほとんどなく、守備面で後手に回るシーンが目立ちました。フィジカル的に優れたタイプではないので、守備面の向上がないと今後厳しいのではないでしょうか。まだまだ若い選手なので、これからフィジカル的な向上が見込めるのでしょうか。


テレス

今日は左サイドがユナイテッドの攻撃の中心となっており、セットプレーからアシストを記録しましたね。今のところ左サイドからのクロスが彼のストロングポイントな気がしますが、今日は流れの中からクロスを入れてもグリーンウッド、マタ、リンガードとクロスに合わせるタイプがいなかったので、やはりカバーニと組ませたいですね。彼がいるときはポグバやマクトミネイを中盤からゴール前に飛び込ませるのも見たいですね。


マクトミネイ

また得点取りましたね。今度はセットプレーからヘディングでズドン。高さがあってフィジカルも強いのでいつかヘディングで得点してほしいと思っていましたが、決めてくれました。またいつかユナイテッドのキャプテンになってほしいと願っていましたが今日はついにキャプテンマークを任されており、順調に成長しているみたいでうれしいです。このレベルの相手だとかなりのびのびとプレーできており、このレベルのプレーをプレミアリーグでも見せられるように成長してほしいです。

 

ファンデベーク

この試合で最も注目して見ていた選手です。かなりの期待を背負ってユナイテッドに移籍してきた選手ですが、現状出番がかなり少なく、マスコミのターゲットにされつつあります。今日はボランチ起用でしたが、やはり彼のポジションはトップ下がベストではないでしょうか。遠慮しているのかもしれないですが、基本的にはボールを受けたらすぐにはたきます。ボランチの位置でボールを受けても前線にボールを供給したりドリブルでキープすることはないため、攻撃面でボランチに彼をおくメリットは少ないように思います。バイタルエリアでボールを受けてそこからワンタッチのコンビネーションで味方を活かすプレーが彼の得意プレーに見えるので、やはり適正はトップ下かと。ただ、ドリブルやミドルシュートの選択肢はほとんどないため、使い勝手がいい選手には見えず、彼を活かすためには彼に合わせた戦術が必要なのではないでしょうか。ユナイテッドでいうと、香川選手に似ている気がしますね。香川選手はユナイテッドでは監督に恵まれませんでしたが、スールシャール体制のファンデベークにはあのようなことにはならないと思います。ボランチには彼に縦パスを入れられるポグバかマティッチを置き、前線には彼のワンタッチプレーに合わせられるブルーノフェルナンデスやカバーニが必要ではないでしょうか。まだまだ若い選手であり、スールシャールは彼に時間を与えてじっくりとプレミアに適応させようとしているのだと本気で信じておりますので、出場機会がなく移籍は間違いだというような報道には惑わされず、期待しながらじっくり待ちたいと思います。

 

ダニエルジェームズ

前半積極的な姿勢が見られてよかったと思います。ただフィニッシュの精度が低く、フィニッシュを意識してプレーしているように見えないのが気になります。スピードを活かしてなんとか突破することにのみ集中しているように見えます。スピードタイプですが、意外と細かなドリブルを見せることもあるのでテクニックがあるのかと思えば、変なところでロストしたりするので、現状どのようなプレーの引き出しがあり、どのくらい伸びしろがあるのかよくわからない選手です。ユナイテッドはカウンターが必須のチームなので、スピードあるラッシュフォードが不在の場合はジェームズが代役になりますが、他にスピードある選手を獲得した場合は彼の出番がなくなることも考えられるため、今シーズン来シーズンあたりで一皮むけないと厳しいそうですね。

 

リンガード

かなり久々のスタメン起用。正直リンガードをトップ下で使うなら、ファンデベークをトップ下で試してほしかったです。そこそこテクニックはあるのでうまく見えるシーンもありますが、得点につながるシーンはあまりなく放出は確定路線だと思いますが、ここで起用されるのはスールシャールの優しさなのでしょうか。こういうところが選手に好かれ、もしかすると監督として重要な要素なのでしょうか。

 

マタ

攻撃の中心を担っていたと思います。スタートは右サイドですが、自由に動き回ることで組み立てがうまくないチームを回していたと思います。戦術眼があって好きな選手ですが、前線の選手としてはフィジカル的にもう無理がきかない年齢となってしまっており、無理がきかないゆえに彼のところで攻撃が途切れてしまうことがあり、もどかしいです。もう少し無理がきけばフェルナンデスの代役を任せられそうなのですが。。


グリーンウッド

まさかのワントップ起用。ほとんど見せ場はありませんでした。ワントップとしてはボールを引き出したりキープすることができず、まだまだ力不足or経験不足な感じがしました。現状は右サイドにおいて経験を積ませ、少しづつトップの位置について移行していくのがベストではないでしょうか。代表でのスキャンダル以来自信なさそうにしているのが気になります。両足から放たれる強烈なシュートはめったに見られない能力だと思いますので、ユナイテッドとしては絶対に順調に育ててほしいです。


・試合全体

格下相手に辛勝といったところでしょうか。前半の入りこそよかったですが、それ以降尻すぼみになっていき、攻撃面で単純なロストが多発することでカウンターにさらされる流れが発生していました。大幅なローテーションで組んだスタメンだったため仕方がないのかもしれませんが、冷や冷やさせられました。今シーズンは最後までリーグの優勝争いに絡むことができればOKだと思っていたのでFA杯を取れなくても個人的にはよいのですが、トロフィーを取れないとスールシャールが解任されてしまう気がするのと(珍しいかもですが現状スールシャール続投を願う派です。)、タイトルを取れていないことがこのチームの弱さな気もするので、FA杯を本気で取りに行くのもありな気がしました。

マンチェスターユナイテッドvsトッテナム プレミアリーグ第3節 20/21「プレミアリーグ開幕!」

こんにちは、tacchaです。

プレミアリーグ20/21がついに開幕しました!

今更ですが、第3節マンチェスターユナイテッドvsトッテナムの試合を観ました。

マンチェスターユナイテッドはリーグ開幕戦にクリスタルパレスに敗れてしまい、スタートダッシュにいきなりつまずいてしまい幸先不安な状態。トッテナムも開幕戦でエヴァートンに敗れるなど万全とはいかない様子。

 

メンバーは下記です。

GKデヘア

DFワンビサカ、バイリー、マグアイア、ショー

MFマティッチ、ポグバ、ブルーノフェルナンデス

FWグリーンウッド、マルシャル、ラッシュフォード


試合結果はまさかの2-6とトッテナムの圧勝。

 

ユナイテッドの試合の入りがよく、試合開始すぐにマルシャルがエリア内で倒されてPKを獲得。ブルーノフェルナンデスが落ち着いて決めて1-0に。しかし直後の前半4分に、自軍ペナルティエリア内でのマグワイアからデヘアへのヘディングパスが中途半端になり、エンドンベレにゴールを決められすぐに1-1に。さらに前半7分。マグワイアにファールで倒されたケインがクイックリスタートで前線にいるソンフンミンにスルーパスを出すと、CBバイリーと左SBショーの間をぶち抜き、デヘアとの1対1を制して1-2に。そして問題の前半28分。エリア内でマルシャルがラメラを殴ったとして一発レッドカードで退場。映像を見るとラメラから先に手を出しており、せめて両成敗が正しかったのではないでしょうか。一人少なくなってしまったユナイテッドは悪い流れを断ち切ることができず、直後のプレーでバイリーが自軍深くでパスミスをカットされると、最後はケインに押し込まれ1-3に。一人少ない状態で2点差と、もうどうしようもない状況ですが、そこからのアクションも悪かったみたいで最終的には2-6に。


・選手毎の感想(ユナイテッド選手のみ)


デヘア

特に悪いプレーではなかったです。マグワイア、バイリーと両CBのミスが失点に直結してしまったことを考えると、今後の試合でデヘアがどこまでCB含め守備陣全体を引っ張っていけるのかが重要になりそうです。神セーブが彼の持ち味だと思いますが、DF陣としては唯一経験豊富なもうベテランにさしかかる選手でもありますので、リーダーシップのようなものも発揮するようになればヘンダーソンを望む声も抑えられると思うのですが。。


バイリー

ざっくり言うと、長所は圧倒的な身体能力、短所は怪我の多さ、集中力の欠如、だと思っています。この試合では長所を発揮することができず、短所の集中力の欠如のみが出てしまった感じです。2失点目はケインのクイックリスタートに対応できず、ソンフンミンに裏を取られてしまいました。ライバルのリンデロフにはないスピードを持つ彼ですが、あのように裏を取られてしまうようでは、リンデロフのほうがまだいいんじゃない?となってしまいそうです。マルシャル退場直後のパスミスも明らかに判断が悪く、メンタル的な弱さを露呈してしまいました。ユナイテッドファンから長らく熱い期待を持たれている彼ですが、スタメン確保にはもっと努力が必要そうです。しかし、この試合だけで判断するのではなく、スールシャールはもう少し彼に出場機会を与えてもいいのではとも思います。


マグアイア

1失点目のデヘアへのパスミスはひどかったですね。あれをされてしまっては、どんなチームでも勝てないと思います。キャプテンとしてチームを立て直すこともできず、ユナイテッドのキャプテンとして、そしてリーグ優勝を目指すチームのリーダーとしてはまだまだ足りていないものが多いと思います。ユナイテッドでの在籍期間はまだ短くキャプテンの重圧は大変だと思いますが、他に適任も見当たらないですし。。あ、ブルーノフェルナンデスをキャプテンとかどうですかね。。


ショー

失点が多すぎて、もはや彼がよかったのか悪かったのかすらわからないですね。。


ワンビサカ

ショーと同じく。また、ユナイテッドの右WGは本職がいないため、右サイドの攻撃が弱くなりがちです。ワンビサカが悪いわけではないですが、チームとしてもう少し工夫しないと今後きびしそうな気がします。


マティッチ

カウンターにさらされる展開だと厳しいですね。フィジカル、スピード共に衰えているので、スールシャールの起用法がこの選手の価値を分けそうです。押し込む展開では高いゲーム能力や落ち着いたプレーが光るのですが。


ポグバ

攻守に頑張ってくれていました。強靭なフィジカルを活かして中盤のボールの収めどころとして機能していましたが、そもそもポグバがフィジカルで何とかボールをキープしなければならない展開にされてしまっている時点でつらいです。気になるシーンがあったのですが、カウンターでポグバがボールを持ち、少し前にラッシュフォードがいたシーンです。ラッシュフォードにパスを出してもいいのですが、あえてそこではパスを出さず、囲まれながらも自身のドリブルでボールを前に運び、ラッシュフォードがDFラインの裏を狙えるポジションにたどり着くまで耐え忍ぶシーンがありました。結果的には囲まれていたこともあって質の高いパスが出せず、裏を狙うラッシュフォードにパスは届きませんでしたが、裏に抜けるラッシュフォードにパスを出せば得点が入る、というチームメイトを信じたプレーのように感じ、結果はどうあれいいプレーだなーと思いました。


ブルーノフェルナンデス

PKの正確さはお手の物。相変わらず運動量豊富で、パスの選択肢もコースも鋭く、素晴らしかったと思います。一人少ないこともあり後半開始からはベンチに下がりました。


ラッシュフォード

サイドバーに当てたシュートは素晴らしかったと思います。あれが決まっていれば。。

まだまだこんなものじゃないと思います。もっとコンディションが上がるはず。


マルシャル

退場となったシーンは少しかわいそうでしたね。明らかにラメラが先に手を出していましたから。審判はVARでもっとしっかり確認すべきだし、確認していればラメラもレッドカードが妥当だと思います。もしくはどちらもイエローか。先にマルシャルに手を出しておきながら、わざわざ大げさに倒れこんでマルシャルを退場に追い込んだラメラは、今後一生ユナイテッドファンを敵に回してしまったのではないでしょうか。


グリーンウッド

左サイドから振り向きざまに右足で放ったシュートは、枠にこそ飛びませんでしたが、かなりいいシュートだったと思います。ドリブル時は左足を多用するため利き足は左だとは思いますが、右足でもまるで利き足かのようなシュートを放つことができ、他選手とは異なる存在であることを改めて認識させられました。一つ一つのプレーの質は18歳とは思えないほど高く、向上したフィジカルの強さは今シーズンも健在でした。フォーメーションや戦術上仕方ない部分もありますが、守備時の対応はもう少し詰めていかないといけない気がします。


・試合全体

両CBのマグワイア、バイリーがミスをするとは厳しい試合でした。そこにマルシャルの退場があり、劣勢のチームをまとめ上げられる選手はおらず、そこで試合が終わってしまいました。またマルシャルの退場シーンで、試合中座りっぱなしのスールシャールもさすがに怒るかと思いましたが、非常にあっさりしていましたね。ファンとしてはもう少し試合中に感情を見せてほしいところではありますよね。ピッチ上で指示を出す監督が多い中、決してベンチから立ち上がらないのは何か信念や意図があるんですかね。もしあるのであれば、義務はないですがそろそろ説明しないとファンの不満を生むのでははないでしょうか。。CBでいえばスモーリングをなぜ放出したのかという記事がありましたが、確かに、と思ってしまいました。あくまでマグワイアとリンデロフがファーストチョイスだと思いますが、特にリンデロフはもはやスモーリングよりいい選手なんですかね。マグワイアはつなぐ能力高いですが、最近のリンデロフは繋げなくなってきているように感じます。繋げないリンデロフなら、セリエAを経験したスモーリングを試してみる価値は大いにあったのではないでしょうか。スールシャールの危機が噂されていますが、個人的にはまだスールシャールを信じています。選手達がスールシャールを信頼していることと、若手を育てていく方針は間違っていないと思います。戦術がないという指摘はごもっともだと思いますが、それなしで結果を出してくれるのであればOKです。かつてのファーガソンのチームも戦術的ではなかったと思いますし。モウリーニョのほうがよかったなんてコメントも最近見ますが、全然そんなことないと思います。モウリーニョは2年目でリーグ2位になったとかありましたけど、モウリーニョは2年目がピークであることは明白ですからね。望んだ補強がなかったという声もありましたが、3年目の絶望感は相当でしたし、あれ以上はなかったと思います。戦術がなくても結構。結果を見せてください、スールシャール監督。

セビージャvsマンチェスターユナイテッド ヨーロッパリーグ準決勝 19/20 「良いチーム同士の戦い」

こんにちは、tacchaです。

ヨーロッパリーグ準決勝、セビージャvsマンチェスターユナイテッドの試合を観ました。

セビージャはスペインリーグで今シーズン4位と来期のCL権を確保。その前のシーズンではリーグ6位とCL権を逃していたみたいなので、悪くないシーズンを過ごしたのではないでしょうか。一方我らがユナイテッドは、FA杯を落としたものの、リーグ戦3位とこちらもCL権を確保することができ、最低限の結果は得ているのではないでしょうか。

フォーメーションは以下になります。

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試合結果は2-1でセビージャの勝利。

試合は開始直後に動きます。前半9分にマルシャルのスルーパスに飛び出したラッシュフォードがシュートを放ちますが、これをセビージャのジエゴカルロスがラッシュフォードの足を引っかけたという判定でPKに。PKはブルーノフェルナンデスが落ち着いて決めて0-1に。その後はお互いに決定機を作り出しますが、先に決めたのはセビージャ。前半26分に、カウンターの流れから左サイドを突破すると右サイドでフリーとなっていたスソが折り返しを流し込み1-1に。そのまま前半終了。後半に入るとユナイテッドが怒涛の攻撃を繰り広げますが、これをGKブヌが阻止しまくります。まさに当たっているGKといった感じで、苦しい時間帯をことごとく跳ね返し続けました。正直これだけ攻める中でユナイテッドは得点を決められないと、試合の流れ的にセビージャに負けてしまうのではないかとユナイテッドファンとしては感じていました。後半12分にセビージャはデヨングを投入すると、これが当たります。右サイドからヘススナバスがクロスを入れると、これをデヨングが頭で合わせて2-1に。そのまま試合終了。


・選手毎の感想(ユナイテッド選手のみ)


デヘア

2失点ともノーチャンスであり、枠内被シュートは3とほとんど出番はありませんでした。といいますかこれは彼の問題ではないのですが、ヨーロッパリーグではロメロを使ってほしかったですね。シーズン中はずっとカップ戦はロメロ、リーグ戦はデヘアとユナイテッドGK陣は優秀な人材が揃っているので、それを貫いてほしかったです。たしかモウリーニョ時代にEL優勝を勝ち取った時、決勝戦でもロメロがスタメンだった気が。本気で優勝を狙うという意味で第一GKであるデヘアを使ったのかもわかりませんが、ロメロは非常に優秀なGKであり、選手から信頼のあるスールシャルなので、ロメロのことも信じてほしかったです。

 

ワンビサカ

2失点ともに絡んでしまいました。1失点目ではインナーラップするレギロンについていくのが遅れ、左サイド深くを抉られてしまいました。レギロンの飛び出すタイミングが良かったのかもしれないですが、少し自信の身体能力を過信しだしてはいないでしょうか。2失点目も、前にリンデロフ、後ろにワンビサカでデヨングを挟む形になっていましたが、どちらもマークにつくことなくデヨングにフリーでヘディングされてしまいました。ブルーノフェルナンデスが怒るのも無理ない気がします。エリア内にはデヨング1枚の状況だったので、ちゃんとコミュニケーションをとれていれば止められないことは無かったのではないでしょうか。しかしヘスス・ナバスのクロス精度が高かったのも間違いありません。

 

フレッジ

今日はマティッチに代わってスタメンでした。マティッチよりも機動力や高いインテンシティを持っており、来シーズンはポグバ、ブルーノフェルナンデスと組むのはフレッジになります(個人的な妄想です)。マティッチほどのゲームメイク能力はないですが、今日はボール運びに困ることはなく、豊富な運動量でチームに貢献してくれていました。ブラジルの選手らしくポテンシャルの高さを感じるのですが、いかんせんアシストや得点の匂いがしないのが気になります。逆足である右足でも気にせずシュートを打ちますが、枠に飛んだ記憶がなく。。

 

ラッシュフォード

怪我明けからずっと本調子に戻らないです。体の切れを活かしたドリブル突破やシュートが冴えず、カウンターでDFと1対1になったシーンでは振り切って得点してほしかったです。大好きな広大なスペースが前にありましたから。


マルシャル

今日はチームで一番試合に貢献していたのではないでしょうか。前線でボールを収め、惜しいミドルシュートやドリブル突破、裏への飛び出しなどセンターフォワードとしてあらゆるプレーを見せてくれました。左サイドのほうが良いなど言われてきましたが、マルシャルのワントップはスールシャールの肝入りだと思いますので、来シーズンも続けていってほしいです。超激戦区であるフランス代表のスタメンに選ばれるような選手へと成長してほしいですね。

 

スールシャール

試合の勝敗には影響しないですが、GKはロメロを使って欲しかったです。また、負けている状況での選手交代のタイミングも個人的にはとても遅いと感じました。ラッシュフォードとグリーンウッドはほとんどいいプレーができていなかったので、マタ、リンガード、イガロを早く投入して欲しかったです。そういえば、珍しく今日はフィールドに降りてきてなにやら指示を出していましたね。スールシャールとしてはこれまた珍しい。。


・試合全体

セビージャはとても良いチームでした。しっかりとボールを繋ぎ、選手間の距離、飛び出しのタイミングが秀逸で、チャンスを作れていました。ロペテギ監督はレアルマドリーでは色々ありましたが、それでもやはり優秀な監督であるということを証明できたのではないでしょうか。これでEL優勝したら文句なしのシーズンではないでしょうかね。ユナイテッドとしては惜しかったですね。ユナイテッドはシュート20本(枠内7本)に対してセビージャは9本(枠内3本)なので、内容としては決して負けていなかったと思います。怒涛の攻撃を見せていた後半にゴールが決まっていれば、そのまま勝ちもあり得たのではないでしょうか。CBの質に問題が、などといわれるかもしれませんが、これがヨーロッパリーグの準決勝であり、良い試合をして負けたと思っています。このようないい試合をできるチームに成長したことを、ファンとしてはうれしく思っています。

インテルvsレバークーゼン ヨーロッパリーグ準々決勝 19/20「怪物 ロメル・ルカク!!」

こんにちは、tacchaです。

今日はヨーロッパリーグ準々決勝、インテルvsレバークーゼンの試合を観ました。

普段であれば見ない組み合わせの試合ですが、インテルにはユナイテッドから移籍した選手が3名もいるということで、気になって見てみました。

インテルは今シーズン初めからコンテを招いて大規模な補強を実行し、セリエAを2位と復活のシーズンとなったようです。1位のユベントスとの勝ち点差はたったの1ということで、来シーズンはついにユベントスの連続優勝記録が途絶えるかもしれないですね。対するレバークーゼンはリーグ戦5位とチャンピオンズリーグ出場権を逃してしまいました。3位まで勝ち点差3しかなく、かなり悔しいシーズンとなったのではないでしょうか。

フォーメーションは以下になります。

 

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試合結果は2-1でインテルの勝利。

・選手毎の感想(気になった選手のみ)
ハンダノヴィッチ

ミドルレンジのパス精度エグくないですか。インテルの後方から繋いで運ぶサッカーは彼からスタートしていました。36歳と若くないGKなのに、今風なGKのようなつなぐ能力を持っており、もっと騒がれたりしないものかと思いました。私がプレミアしか見ていないから、情報が入ってきていないだけなのかもしれないですが。 


アシュリーヤング

我らがマンチェスターユナイテッドの元キャプテン。スタメン起用されていてうれしかったです。青色のユニフォームのせいか、昔のスマートイケメン具合が復活していたように感じました。ドリブル突破からのクロスを狙うわけではなく、サイドからゴール前ルカクにパスを入れて、ルカクのポストプレイで攻撃を組み立てるというプレイが目立ちました。経験値だけでなくプレイでもチームに貢献しており、新たな地でとても良い経験を積んでいるのではないでしょうか。


ルカク

完全にチームのキープレイヤーとして機能していました。インテルの全ての攻撃はルカクを経由して始まるといっても過言でないくらい、すべての攻撃に絡んでおりました。速攻ではルカクに当ててからラウタロ、中盤選手もしくはサイド選手がボールを拾って縦に早く仕掛け、遅攻の場合もルカクのポストプレイからそのままシュートしたり、ルカクの落としからのミドルシュートといった形で、ルカク不在時にはどのように攻撃を組み立てているのか気になるくらいの活躍でした。レバークーゼンのDFはルカクに好き放題やられてしまいましたね。ユナイテッド時代との差はやはり周囲のサポートの有無かなと感じました。ユナイテッド時代は3センターの真ん中で、サポートが少ない中で一人でボールキープして時間を稼ぐプレーを求められていた(チーム状態的にそうするしかなかった)気がしますが、インテルではチームメイトがまずはルカクを探してルカクにボールを当て、ラウタロを中心にルカクをワンタッチでサポートできるポジショニングを取ることでルカクのボールキープ時間を極限まで減らし、ルカクが活きる環境が作られていました。コンテがよくルカクの特性を理解して使っているのだと思います。ルカクにとって良い移籍になったようで、良かったです。ELの決勝で再会しましょう。勝つのはユナイテッドですが!


・試合全体

とてもいい試合でした。レバークーゼンの試合は初めて見ましたが、話題のハヴェルツがいたり、プレミアファンにはなじみの深いディアビパラシオスという名前の選手がいたり、デミルバイもいい選手でした。特にディアビはスピードとテクニックにあふれており、もう数試合見てみたい選手でした。敗れはしましたが決して一方的な敗戦ではなく、レヴァークーゼンにも十分に勝機のある試合だったかと思います。一方のインテルですが、コンテのフットボールがしっかりと浸透しているように思いました。攻守ともに明確なプランがあり、しかも後半から出てくるのがサンチェス、エリクセン、モーゼスと、陣容もかなり豪華になりつつあります。1年でここまで仕上げるコンテのチーム作りのうまさはさすがというしかなく、来期もコンテが続投すればリーグ優勝も夢ではないのではないでしょうか。ユベントスはサッリ解任からのピルロの監督就任が決まり、セリエAも来期の順位予想がかなり難しくなりつつあるのではないでしょうか。