tacchaのブログ(マンチェスターユナイテッドの試合雑感中心)

サッカー素人のマンチェスターユナイテッドファンによる、試合雑感を中心に適当に記していくブログです。

マンチェスターユナイテッドvsトッテナム プレミアリーグ第3節 20/21「プレミアリーグ開幕!」

こんにちは、tacchaです。

プレミアリーグ20/21がついに開幕しました!

今更ですが、第3節マンチェスターユナイテッドvsトッテナムの試合を観ました。

マンチェスターユナイテッドはリーグ開幕戦にクリスタルパレスに敗れてしまい、スタートダッシュにいきなりつまずいてしまい幸先不安な状態。トッテナムも開幕戦でエヴァートンに敗れるなど万全とはいかない様子。

 

メンバーは下記です。

GKデヘア

DFワンビサカ、バイリー、マグアイア、ショー

MFマティッチ、ポグバ、ブルーノフェルナンデス

FWグリーンウッド、マルシャル、ラッシュフォード


試合結果はまさかの2-6とトッテナムの圧勝。

 

ユナイテッドの試合の入りがよく、試合開始すぐにマルシャルがエリア内で倒されてPKを獲得。ブルーノフェルナンデスが落ち着いて決めて1-0に。しかし直後の前半4分に、自軍ペナルティエリア内でのマグワイアからデヘアへのヘディングパスが中途半端になり、エンドンベレにゴールを決められすぐに1-1に。さらに前半7分。マグワイアにファールで倒されたケインがクイックリスタートで前線にいるソンフンミンにスルーパスを出すと、CBバイリーと左SBショーの間をぶち抜き、デヘアとの1対1を制して1-2に。そして問題の前半28分。エリア内でマルシャルがラメラを殴ったとして一発レッドカードで退場。映像を見るとラメラから先に手を出しており、せめて両成敗が正しかったのではないでしょうか。一人少なくなってしまったユナイテッドは悪い流れを断ち切ることができず、直後のプレーでバイリーが自軍深くでパスミスをカットされると、最後はケインに押し込まれ1-3に。一人少ない状態で2点差と、もうどうしようもない状況ですが、そこからのアクションも悪かったみたいで最終的には2-6に。


・選手毎の感想(ユナイテッド選手のみ)


デヘア

特に悪いプレーではなかったです。マグワイア、バイリーと両CBのミスが失点に直結してしまったことを考えると、今後の試合でデヘアがどこまでCB含め守備陣全体を引っ張っていけるのかが重要になりそうです。神セーブが彼の持ち味だと思いますが、DF陣としては唯一経験豊富なもうベテランにさしかかる選手でもありますので、リーダーシップのようなものも発揮するようになればヘンダーソンを望む声も抑えられると思うのですが。。


バイリー

ざっくり言うと、長所は圧倒的な身体能力、短所は怪我の多さ、集中力の欠如、だと思っています。この試合では長所を発揮することができず、短所の集中力の欠如のみが出てしまった感じです。2失点目はケインのクイックリスタートに対応できず、ソンフンミンに裏を取られてしまいました。ライバルのリンデロフにはないスピードを持つ彼ですが、あのように裏を取られてしまうようでは、リンデロフのほうがまだいいんじゃない?となってしまいそうです。マルシャル退場直後のパスミスも明らかに判断が悪く、メンタル的な弱さを露呈してしまいました。ユナイテッドファンから長らく熱い期待を持たれている彼ですが、スタメン確保にはもっと努力が必要そうです。しかし、この試合だけで判断するのではなく、スールシャールはもう少し彼に出場機会を与えてもいいのではとも思います。


マグアイア

1失点目のデヘアへのパスミスはひどかったですね。あれをされてしまっては、どんなチームでも勝てないと思います。キャプテンとしてチームを立て直すこともできず、ユナイテッドのキャプテンとして、そしてリーグ優勝を目指すチームのリーダーとしてはまだまだ足りていないものが多いと思います。ユナイテッドでの在籍期間はまだ短くキャプテンの重圧は大変だと思いますが、他に適任も見当たらないですし。。あ、ブルーノフェルナンデスをキャプテンとかどうですかね。。


ショー

失点が多すぎて、もはや彼がよかったのか悪かったのかすらわからないですね。。


ワンビサカ

ショーと同じく。また、ユナイテッドの右WGは本職がいないため、右サイドの攻撃が弱くなりがちです。ワンビサカが悪いわけではないですが、チームとしてもう少し工夫しないと今後きびしそうな気がします。


マティッチ

カウンターにさらされる展開だと厳しいですね。フィジカル、スピード共に衰えているので、スールシャールの起用法がこの選手の価値を分けそうです。押し込む展開では高いゲーム能力や落ち着いたプレーが光るのですが。


ポグバ

攻守に頑張ってくれていました。強靭なフィジカルを活かして中盤のボールの収めどころとして機能していましたが、そもそもポグバがフィジカルで何とかボールをキープしなければならない展開にされてしまっている時点でつらいです。気になるシーンがあったのですが、カウンターでポグバがボールを持ち、少し前にラッシュフォードがいたシーンです。ラッシュフォードにパスを出してもいいのですが、あえてそこではパスを出さず、囲まれながらも自身のドリブルでボールを前に運び、ラッシュフォードがDFラインの裏を狙えるポジションにたどり着くまで耐え忍ぶシーンがありました。結果的には囲まれていたこともあって質の高いパスが出せず、裏を狙うラッシュフォードにパスは届きませんでしたが、裏に抜けるラッシュフォードにパスを出せば得点が入る、というチームメイトを信じたプレーのように感じ、結果はどうあれいいプレーだなーと思いました。


ブルーノフェルナンデス

PKの正確さはお手の物。相変わらず運動量豊富で、パスの選択肢もコースも鋭く、素晴らしかったと思います。一人少ないこともあり後半開始からはベンチに下がりました。


ラッシュフォード

サイドバーに当てたシュートは素晴らしかったと思います。あれが決まっていれば。。

まだまだこんなものじゃないと思います。もっとコンディションが上がるはず。


マルシャル

退場となったシーンは少しかわいそうでしたね。明らかにラメラが先に手を出していましたから。審判はVARでもっとしっかり確認すべきだし、確認していればラメラもレッドカードが妥当だと思います。もしくはどちらもイエローか。先にマルシャルに手を出しておきながら、わざわざ大げさに倒れこんでマルシャルを退場に追い込んだラメラは、今後一生ユナイテッドファンを敵に回してしまったのではないでしょうか。


グリーンウッド

左サイドから振り向きざまに右足で放ったシュートは、枠にこそ飛びませんでしたが、かなりいいシュートだったと思います。ドリブル時は左足を多用するため利き足は左だとは思いますが、右足でもまるで利き足かのようなシュートを放つことができ、他選手とは異なる存在であることを改めて認識させられました。一つ一つのプレーの質は18歳とは思えないほど高く、向上したフィジカルの強さは今シーズンも健在でした。フォーメーションや戦術上仕方ない部分もありますが、守備時の対応はもう少し詰めていかないといけない気がします。


・試合全体

両CBのマグワイア、バイリーがミスをするとは厳しい試合でした。そこにマルシャルの退場があり、劣勢のチームをまとめ上げられる選手はおらず、そこで試合が終わってしまいました。またマルシャルの退場シーンで、試合中座りっぱなしのスールシャールもさすがに怒るかと思いましたが、非常にあっさりしていましたね。ファンとしてはもう少し試合中に感情を見せてほしいところではありますよね。ピッチ上で指示を出す監督が多い中、決してベンチから立ち上がらないのは何か信念や意図があるんですかね。もしあるのであれば、義務はないですがそろそろ説明しないとファンの不満を生むのでははないでしょうか。。CBでいえばスモーリングをなぜ放出したのかという記事がありましたが、確かに、と思ってしまいました。あくまでマグワイアとリンデロフがファーストチョイスだと思いますが、特にリンデロフはもはやスモーリングよりいい選手なんですかね。マグワイアはつなぐ能力高いですが、最近のリンデロフは繋げなくなってきているように感じます。繋げないリンデロフなら、セリエAを経験したスモーリングを試してみる価値は大いにあったのではないでしょうか。スールシャールの危機が噂されていますが、個人的にはまだスールシャールを信じています。選手達がスールシャールを信頼していることと、若手を育てていく方針は間違っていないと思います。戦術がないという指摘はごもっともだと思いますが、それなしで結果を出してくれるのであればOKです。かつてのファーガソンのチームも戦術的ではなかったと思いますし。モウリーニョのほうがよかったなんてコメントも最近見ますが、全然そんなことないと思います。モウリーニョは2年目でリーグ2位になったとかありましたけど、モウリーニョは2年目がピークであることは明白ですからね。望んだ補強がなかったという声もありましたが、3年目の絶望感は相当でしたし、あれ以上はなかったと思います。戦術がなくても結構。結果を見せてください、スールシャール監督。