tacchaのブログ(マンチェスターユナイテッドの試合雑感中心)

サッカー素人のマンチェスターユナイテッドファンによる、試合雑感を中心に適当に記していくブログです。

セビージャvsマンチェスターユナイテッド ヨーロッパリーグ準決勝 19/20 「良いチーム同士の戦い」

こんにちは、tacchaです。

ヨーロッパリーグ準決勝、セビージャvsマンチェスターユナイテッドの試合を観ました。

セビージャはスペインリーグで今シーズン4位と来期のCL権を確保。その前のシーズンではリーグ6位とCL権を逃していたみたいなので、悪くないシーズンを過ごしたのではないでしょうか。一方我らがユナイテッドは、FA杯を落としたものの、リーグ戦3位とこちらもCL権を確保することができ、最低限の結果は得ているのではないでしょうか。

フォーメーションは以下になります。

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試合結果は2-1でセビージャの勝利。

試合は開始直後に動きます。前半9分にマルシャルのスルーパスに飛び出したラッシュフォードがシュートを放ちますが、これをセビージャのジエゴカルロスがラッシュフォードの足を引っかけたという判定でPKに。PKはブルーノフェルナンデスが落ち着いて決めて0-1に。その後はお互いに決定機を作り出しますが、先に決めたのはセビージャ。前半26分に、カウンターの流れから左サイドを突破すると右サイドでフリーとなっていたスソが折り返しを流し込み1-1に。そのまま前半終了。後半に入るとユナイテッドが怒涛の攻撃を繰り広げますが、これをGKブヌが阻止しまくります。まさに当たっているGKといった感じで、苦しい時間帯をことごとく跳ね返し続けました。正直これだけ攻める中でユナイテッドは得点を決められないと、試合の流れ的にセビージャに負けてしまうのではないかとユナイテッドファンとしては感じていました。後半12分にセビージャはデヨングを投入すると、これが当たります。右サイドからヘススナバスがクロスを入れると、これをデヨングが頭で合わせて2-1に。そのまま試合終了。


・選手毎の感想(ユナイテッド選手のみ)


デヘア

2失点ともノーチャンスであり、枠内被シュートは3とほとんど出番はありませんでした。といいますかこれは彼の問題ではないのですが、ヨーロッパリーグではロメロを使ってほしかったですね。シーズン中はずっとカップ戦はロメロ、リーグ戦はデヘアとユナイテッドGK陣は優秀な人材が揃っているので、それを貫いてほしかったです。たしかモウリーニョ時代にEL優勝を勝ち取った時、決勝戦でもロメロがスタメンだった気が。本気で優勝を狙うという意味で第一GKであるデヘアを使ったのかもわかりませんが、ロメロは非常に優秀なGKであり、選手から信頼のあるスールシャルなので、ロメロのことも信じてほしかったです。

 

ワンビサカ

2失点ともに絡んでしまいました。1失点目ではインナーラップするレギロンについていくのが遅れ、左サイド深くを抉られてしまいました。レギロンの飛び出すタイミングが良かったのかもしれないですが、少し自信の身体能力を過信しだしてはいないでしょうか。2失点目も、前にリンデロフ、後ろにワンビサカでデヨングを挟む形になっていましたが、どちらもマークにつくことなくデヨングにフリーでヘディングされてしまいました。ブルーノフェルナンデスが怒るのも無理ない気がします。エリア内にはデヨング1枚の状況だったので、ちゃんとコミュニケーションをとれていれば止められないことは無かったのではないでしょうか。しかしヘスス・ナバスのクロス精度が高かったのも間違いありません。

 

フレッジ

今日はマティッチに代わってスタメンでした。マティッチよりも機動力や高いインテンシティを持っており、来シーズンはポグバ、ブルーノフェルナンデスと組むのはフレッジになります(個人的な妄想です)。マティッチほどのゲームメイク能力はないですが、今日はボール運びに困ることはなく、豊富な運動量でチームに貢献してくれていました。ブラジルの選手らしくポテンシャルの高さを感じるのですが、いかんせんアシストや得点の匂いがしないのが気になります。逆足である右足でも気にせずシュートを打ちますが、枠に飛んだ記憶がなく。。

 

ラッシュフォード

怪我明けからずっと本調子に戻らないです。体の切れを活かしたドリブル突破やシュートが冴えず、カウンターでDFと1対1になったシーンでは振り切って得点してほしかったです。大好きな広大なスペースが前にありましたから。


マルシャル

今日はチームで一番試合に貢献していたのではないでしょうか。前線でボールを収め、惜しいミドルシュートやドリブル突破、裏への飛び出しなどセンターフォワードとしてあらゆるプレーを見せてくれました。左サイドのほうが良いなど言われてきましたが、マルシャルのワントップはスールシャールの肝入りだと思いますので、来シーズンも続けていってほしいです。超激戦区であるフランス代表のスタメンに選ばれるような選手へと成長してほしいですね。

 

スールシャール

試合の勝敗には影響しないですが、GKはロメロを使って欲しかったです。また、負けている状況での選手交代のタイミングも個人的にはとても遅いと感じました。ラッシュフォードとグリーンウッドはほとんどいいプレーができていなかったので、マタ、リンガード、イガロを早く投入して欲しかったです。そういえば、珍しく今日はフィールドに降りてきてなにやら指示を出していましたね。スールシャールとしてはこれまた珍しい。。


・試合全体

セビージャはとても良いチームでした。しっかりとボールを繋ぎ、選手間の距離、飛び出しのタイミングが秀逸で、チャンスを作れていました。ロペテギ監督はレアルマドリーでは色々ありましたが、それでもやはり優秀な監督であるということを証明できたのではないでしょうか。これでEL優勝したら文句なしのシーズンではないでしょうかね。ユナイテッドとしては惜しかったですね。ユナイテッドはシュート20本(枠内7本)に対してセビージャは9本(枠内3本)なので、内容としては決して負けていなかったと思います。怒涛の攻撃を見せていた後半にゴールが決まっていれば、そのまま勝ちもあり得たのではないでしょうか。CBの質に問題が、などといわれるかもしれませんが、これがヨーロッパリーグの準決勝であり、良い試合をして負けたと思っています。このようないい試合をできるチームに成長したことを、ファンとしてはうれしく思っています。