tacchaのブログ(マンチェスターユナイテッドの試合雑感中心)

サッカー素人のマンチェスターユナイテッドファンによる、試合雑感を中心に適当に記していくブログです。

トッテナムvsマンチェスターユナイテッド プレミアリーグ第22節 18/19

こんにちは、tacchaです。

プレミアリーグ第22節、トッテナムvsマンチェスターユナイテッドの試合を観ました。

トッテナムは首位リバプールと2位マンチェスターシティに離されない為にもホームで勝ち点3が欲しい試合。一方のマンチェスターユナイテッドスールシャール体制初の上位チームの対戦となり、真価が試される試合。

 


フォーメーションは以下になります。

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トッテナムフェルトンゲンが復帰し、他はいつものメンバーがスタメンに。ユナイテッドもいつものメンバーですが、今日は新たな試みでリンガードが偽9番のポジションに入ります。


試合結果は0-1でマンチェスターユナイテッドの勝利。

前半トッテナムが前からガンガン行かないせいか、前半序盤はユナイテッドがボールを保持し、前半終盤はトッテナムがボールを保持する展開になります。

すると前半44分、パスカットしたリンガードがポグバにボールを渡すと、前線に走るラッシュフォードの裏にロングフィードを送ります。これがラッシュフォードにピタリと収まり、右サイドのやや角度のない位置からでしたが左サイドに強めのシュートを放ち、ロリスははじき出すことができずにユナイテッドが先制します。

後半に入るとトッテナムが攻勢を強め、トッテナムが押し込みユナイテッドが引きこもる構図になります。何度もシュートを放つトッテナムですが、ユナイテッドの気合の入ったディフェンスと、守護神デヘアのスーパーセーブの連発で、ついにはゴールをこじ開けることができずに0-1で試合終了。

 

・選手毎の感想(ユナイテッド選手のみ)

デヘア

世界最高のゴールキーパーであることを証明するパフォーマンスでした。トッテナムの枠内シュート11本をすべてセーブし、今日のデヘアからは得点を取れないのではないかと相手に思わせるような圧倒的なパフォーマンスでした。普段あまり目立つことのないゴールキーパーというポジションでありながら、チームに勝ち点をもたらすことができる稀有な存在であることを再び世間に知らしめたのではないでしょうか。ただ一点、ロングキックが味方のいない場所に落ちるシーンが何度かあり、そこは気になりました。しかし、それを含めても、彼がユナイテッドを抜けてしまったら私はユナイテッドファンを続けられるか不安になるような、そのような存在の選手です。

 

リンデロフ

デヘアの神セーブばかりが注目されているかと思いますが、リンデロフのパフォーマンスも素晴らしかったと思います。特に後半の押し込まれる展開が続く中で、一度もミスすることなく、完璧なディフェンスを披露していたと感じました。デヘアの神セーブ連発も、ディフェンス陣がギリギリのところで体を張ってコースを制限していたからこそ成しえた偉業だと感じました。

 

ジョーンズ

リンデロフとともに好パフォーマンスを披露し、無失点に貢献できていたと感じました。得意の前を向いての守備は何度も相手の攻撃リズムを崩すことに成功していたと思います。ただし、セットプレーでの守備で、ケインに簡単に何度かマークを外されているシーンがあり、気になりました。失点にこそなりませんでしたが、上背のあまりない彼がセンターバックとして生き残るためには、必ず相手に体をぶつけて自由にさせないことが必須なのではないでしょうか。

 

ショー

まだ若い選手ですが、ビッグマッチにもかかわらずにベテランのような落ち着いたプレーを披露していました。大きなミスや流れを切るプレーも無く、攻撃面で後方からいいパスを出して組み立てに貢献するなどチームに貢献できていました。まだまだ成長の余地を感じされられる選手であり、とても楽しみです。

 

ヤング

ベテランらしく、安定感にあふれたプレーぶりでした。もちろん守備でミスすることはなく、攻撃ではフォローの欲しいタイミングで前線に走りこみ、チームに完璧なバランスを提供していたように感じました。今シーズンずっと続けているこのパフォーマンスを今後も続けられるのであれば、あとはダロットを育てることのみが彼の課題なのではないでしょうか。

 

マティッチ

この試合が彼の今シーズンのベストマッチだったのではないでしょうか。下位相手に見せていた緩めの守備はやはりベテランらしく相手を見定めたうえでの判断であったようで、ビッグマッチである今日の試合では出足の早い守備で相手に簡単に前を向かせず、また最終ラインに吸収されても粘り強い守備を見せて無失点に貢献していました。何度も相手のボールを長い脚でからめとり、守備的MFとしていまだにリーグ最高レベルの選手であることを証明していたと思います。

 

エレーラ

出足の速さ、運動量、粘り強さと彼の特徴を守備でいかんなく発揮していたように感じました。後半の押し込まれた状況で、前線に人がいない状況で、かなり疲れているであろうにもかかわらず、前線に飛び出してボールを引き出して時間を作るプレーを見せたときは、この選手の替えはいないであろうと思わされました。本当にマティッチとのコンビは最高です。

 

ポグバ

ビッグマッチでも存在感をいかんなく発揮していました。得点シーンのパスはもちろん圧巻でしたが、トッテナム相手でも前線で簡単にボールをキープし、わざとディフェンスを自身に引き寄せるプレーなど彼にしかできないプレーを披露し、攻撃を牽引していました。スールシャール体制では攻撃に比重を置いて守備はあまり言われていないと思いますが、サイドの守備が手薄の際はサイドバックの位置まで戻って守備をする姿もあり、やはりこの人はメンタル的にのせてあげることがすべてなのだと感じました。

 

マルシャル

前を向いてドリブルを仕掛けさせれば、トッテナムが相手であっても何かを起こせる雰囲気を持っていました。ただし、マルシャルが活きるシーンは少なく、もう少し自身が輝けるプレーを見せるための環境を作り出すプレーができないと、他の選手にポジションを奪われてしまうのではないかと感じました。

 

ラッシュフォード

今日はトップではなくサイドでの起用でした。持ち前のスピードで攻撃を牽引し、得点シーンでは見事なシュートで名手ロリスの壁を破りました。ボールを持った際も省エネプレーをするなど余裕を見せられるようになり、今シーズンは飛躍の年になりそうですね。

 

リンガード

偽9番という新たな試みでしたが、完璧にこなしていたのではないでしょうか。もともと前線でも中盤でもできる器用な選手でしたが、偽9番という幅広いプレー能力が求められるポジションは彼の今後のベストポジションになるような気がしました。リバプールフェルミーノを彷彿とされるようなプレーぶりで、今のユナイテッドに欠かせない存在になりつつあるのではないでしょうか。

 


・試合全体

トッテナムからすると不運な試合でした。試合は支配しており、シュート数も多く、あとは得点だけという内容でしたがその得点が遠かったですね。今後の試合に影響するような負けではありませんでしたが、勝ち点が取れなかったことは大きな損失だと思います。

ユナイテッドはスールシャール体制になってから6連勝で強豪トッテナムまでやぶってしまい、スールシャールの強運恐るべしといった印象です。決して個性豊かな監督ではありませんが、攻撃的スタイルで選手のモチベーションを引上げさせ、リンガードの偽9番という新たな戦術をチームに組み込み、本当に来シーズン以降の指揮を見てみたいと思わせられます。5位アーセナルに勝ち点で追いつき、4位チェルシーまでは勝ち点6差まで詰め寄り、いよいよCL圏内が見えてきました。新監督にサウスゲートの声が上がったそうですが、スールシャールでお願いしたいです。そしてリンガードの偽9番を今後も見てみたいです。