「予知夢」 東野圭吾
こんにちは、tacchaです。
東野圭吾の作品である「予知夢」を読みました。
・作品概要
本作品は「ガリレオ」で有名な天才物理学者 湯川学シリーズの第2弾の作品(ガリレオシリーズは2019年1月時点で全8作品)です。主人公である刑事の草薙と湯川が事件解決に挑みます。
1冊の中に5つの短編の事件が盛り込まれており、5つはそれぞれ独立したオリジナルのエピソードとなっています。
・感想
とても面白く、またすっきりと読みやすかったために1日で読み切りました。
短編集のため1話1話の内容はそこまで濃厚ではないですが、どの話も読んでいるうちに引き込まれてしまい、どのようなトリックなのか、真相はどのようになっているのかがすごく気になってしまいます。
また、5作品とも湯川先生が登場するシーンがあるのですが、主人公である刑事の草薙がどのように大学の教員である湯川先生に事件解決に協力してもらえるように説得するのか、とても見ものだと思います。当然、湯川先生と草薙の細かな会話のキャッチボールも秀逸です。
少しネタバレになってしまいますが、最終話の最後のシーン、飯塚朋子の娘が見た夢は予知夢だったのかどうか、読者に面白い余韻を残してくれるシーンでした。